豹馬の声優・三ツ矢雄二のデビュー秘話|コンバトラーVから始まった声優人生

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コンバトラーVの主人公・葵豹馬を演じたのは、声優の三ツ矢雄二さんです。この役が三ツ矢さんの声優デビュー作となり、その後『タッチ』の上杉達也など数多くの名キャラクターを演じることになります。豹馬役に抜擢された経緯から、収録時のエピソード、三ツ矢雄二という声優の魅力まで詳しく解説します。

豹馬の声優・三ツ矢雄二のプロフィール

三ツ矢雄二とメイプル超合金

引用元:https://www.edgeline-tokyo.com/entertainment/1171

葵豹馬の声を担当したのは、声優の三ツ矢雄二さんです。三ツ矢さんは1954年10月18日生まれ、愛知県豊橋市出身で、現在も第一線で活躍する大ベテラン声優です。

三ツ矢雄二の基本情報

三ツ矢さんの基本プロフィールは以下の通りです。生年月日は1954年10月18日で現在71歳、出身地は愛知県豊橋市(名古屋市育ち)、身長は158.5cm、声種はテノール、事務所はミツヤプロジェクト(自身が主宰)、そしてデビュー作が葵豹馬(『超電磁ロボ コン・バトラーV』)です。

三ツ矢さんは声優だけでなく、俳優、音響監督、ミュージシャン、タレントとしても活動する多才な人物です。豹馬役が声優としての第一歩となり、その後の輝かしいキャリアの礎となりました。

豹馬役抜擢の経緯とオーディション秘話

コンバトラーV DVD

引用元:https://www.amazon.co.jp/超電磁ロボ-コン・バトラーV-VOL-1-DVD

三ツ矢雄二さんが豹馬役に抜擢されたのは、偶然と運命が重なった結果でした。

声優を目指していたわけではなかった

三ツ矢さんは元々、子役として活動していました。10歳の時に中部日本放送の『どんぐり音楽会』という素人ちびっ子のど自慢番組に出場して優勝し、その後国際児童劇団に入団。中学生の頃から名古屋や関西のテレビドラマに出演していました。

高校卒業後は東京の専門学校で演出や脚本を学び、大人の俳優を目指していましたが、身長が158cmしかなかったため、オーディションに通らなくなったといいます。その後、アメリカに渡ってジャズシンガーを目指したり、明治大学文学部に入学して音楽や演劇を学んだりと、模索の日々を送っていました。

永井一郎の勧めがきっかけ

三ツ矢さんが声優の世界に足を踏み入れるきっかけを作ったのは、声優の永井一郎さんでした。

三ツ矢さんは大学時代、知り合いから演出家の蜷川幸雄を紹介され、舞台活動を始めていました。その後、人形劇『プルルくん』で人形の声を担当することになり、これが声のみでの初仕事となりました。

『プルルくん』の最終回後の打ち上げで、共演していた永井一郎さんに「君、アニメのオーディションを受けてみないか?」と勧められました。それが『超電磁ロボ コン・バトラーV』の主役オーディションだったのです。

主役に抜擢された理由

オーディションでは多くの候補者が集まりましたが、三ツ矢さんが主役の豹馬役に選ばれました。その理由について、三ツ矢さん自身は後年のインタビューで、子役時代の経験が生きたこと、熱血的でありながら、どこか影のある豹馬のキャラクターに声質が合っていたこと、演技の幅広さを評価されたことなどを挙げています。

こうして、21歳の三ツ矢雄二さんは、声優としてのキャリアをスタートさせることになりました。

豹馬役の演技と収録エピソード

スーパーロボット大戦

引用元:https://x.com/srw_game/status/1453648159192748033

三ツ矢雄二さんにとって、豹馬役は初めての本格的な声優の仕事でした。そのため、収録現場では様々な苦労と学びがありました。

声優初心者としての苦労

三ツ矢さんは後年、『コンバトラーV』の収録時のことを振り返って、以下のように語っています。マイクの前での演技に最初は戸惑ったこと、画面に合わせてセリフのタイミングを合わせる技術が難しかったこと、先輩声優たちの演技を見て学ぶことが多かったことなどです。

しかし、子役時代からの演技経験と、舞台で培った表現力が、声優としての演技にも活かされました。特に、豹馬の熱い叫び声や必殺技の掛け声は、三ツ矢さんの持ち味がよく表れていました。

必殺技「超電磁スピン!」の叫び

コン・バトラーVの必殺技「超電磁スピン」を叫ぶシーンは、三ツ矢さんの代表的な名場面の一つです。この掛け声は力強くも爽やかで、豹馬というキャラクターの魅力を最大限に引き出していました。

三ツ矢さんは、この必殺技の叫びについて「全身全霊で叫んだ」と語っており、収録後には喉が痛くなることもあったそうです。

共演者との関係

『コンバトラーV』では、多くのベテラン声優と共演しました。納谷悟朗(南原猛博士役)、富田耕生(四ッ谷博士役)、キートン山田(浪花十三役、ナレーション)、上田みゆき(南原ちずる役)などです。

これらの先輩声優たちから多くのことを学び、三ツ矢さんは声優としての基礎を固めていきました。特に納谷悟朗さんからは、声の出し方や演技の幅について多くのアドバイスを受けたといいます。

豹馬役後の三ツ矢雄二のキャリア

DX超合金魂イベント

引用元:https://www.famitsu.com/news/201706/02134444.html

豹馬役で声優デビューを果たした三ツ矢雄二さんは、その後数多くの名キャラクターを演じることになります。

代表作の数々

三ツ矢さんの主な代表作には以下があります。上杉達也(『タッチ』)はおそらく最も有名な役で、シャカ(『聖闘士星矢』)、マーグ(『六神合体ゴッドマーズ』)、猿飛肉丸(『忍者ハットリくん』)、ピーカ(『ONE PIECE』)、プリークリー(『リロ&スティッチ』シリーズ)などがあります。

特に『タッチ』の上杉達也役は、三ツ矢さんの代名詞とも言える役で、爽やかで明るい青年のイメージを確立しました。豹馬役で培った熱血キャラクターの演技が、達也にも活かされています。

声優としての特徴

三ツ矢さんの声優としての特徴は、テノールの明るい声質、熱血キャラクターから冷静なキャラクターまで幅広い演技、オネエ言葉を話すキャラクターの演技も得意、少年から中年まで様々な年齢層の役をこなすことです。

特に、誇張された女性語(オネエ言葉)を話す男性キャラクターの演技は、三ツ矢さんの独壇場となっています。

音響監督・演出家としての三ツ矢雄二

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引用元:https://tamashiiweb.com/special/com_battler_v/

三ツ矢雄二さんは声優だけでなく、音響監督や演出家としても活躍しています。

音響監督としてのデビュー

三ツ矢さんが初めて音響監督を務めたのは、アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』でした。それ以降、多くの作品で音響監督を担当し、後進の声優育成にも力を注いでいます。

養成所「ミツヤプロジェクト」の設立

1997年、三ツ矢さんは声優養成所「ミツヤプロジェクト」と劇団「アルターエゴ」を設立しました。ここでは、声優を目指す若者に演技指導を行い、豹馬役で得た経験を次世代に伝え、舞台公演を通じて実践的な演技を学ばせています。

三ツ矢さんは「まさかの時の三ツ矢頼み」と言われるほど、業界内で頼りにされる存在となっています。

演出家・脚本家としての活動

三ツ矢さんは、ミュージカル作品の脚本・演出も手掛けています。舞台版『ミュージカル水色時代』、『ミュージカル少女革命ウテナ』、『ミュージカル テニスの王子様』の脚本・作詞などです。

元々演出家を目指していた三ツ矢さんにとって、これらの活動は長年の夢を実現したものでもありました。

三ツ矢雄二と豹馬役の思い出

スーパーロボット大戦Y

引用元:https://34.suparobo.jp/character/chara02/

三ツ矢雄二さんにとって、豹馬役は声優人生の原点であり、特別な思い入れがある役です。

イベントでの思い出語り

2017年に開催された「DX超合金魂 コン・バトラーV」の発売イベントに、三ツ矢さんがゲストとして登壇しました。このイベントで、三ツ矢さんはデビュー当時の苦労話を披露し、収録現場でのエピソードを語り、ファンとの交流を楽しみました。

三ツ矢さんは「豹馬役があったからこそ、今の自分がある」と感謝の言葉を述べ、多くのファンが涙したと言われています。

スーパーロボット大戦シリーズでの再演

三ツ矢さんは、ゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでも豹馬役を担当しています。放送から40年以上経った現在でも、変わらぬ熱量で豹馬を演じ続けている姿は、ファンから高く評価されています。

「曲のない詞」での回想

2024年、三ツ矢さんは自伝的エッセイ『曲のない詞』を発売しました。この本の中で、コン・バトラーVでの声優デビューについて詳しく語られており、当時の心境や苦労が綴られています。

豹馬役が声優業界に与えた影響

コンバトラーV

引用元:https://srw30-thirty.suparobo.jp/character/char01/

三ツ矢雄二さんが豹馬役で見せた演技は、声優業界にも大きな影響を与えました。

熱血主人公の新しい形

それまでのロボットアニメの主人公は、単純な熱血キャラクターが多かったのですが、豹馬は熱血的でありながら理屈屋で、孤児院育ちというコンプレックスを抱え、単純な正義感だけでなく、人間的な弱さも持つキャラクターでした。

このような複雑なキャラクターを、三ツ矢さんは声の演技だけで見事に表現しました。この演技スタイルは、後のロボットアニメの主人公像にも影響を与えています。

子役出身声優の先駆け

三ツ矢さんは、子役出身で声優として成功した先駆的な存在でもあります。俳優としての演技力と、声優としての技術を融合させた演技スタイルは、多くの後進声優の手本となりました。

まとめ:豹馬の声優・三ツ矢雄二の偉業

葵豹馬の声を担当した三ツ矢雄二さんは、この役で声優デビューを果たし、その後日本を代表する声優の一人となりました。

『超電磁ロボ コン・バトラーV』での豹馬役は、三ツ矢さんにとって単なるデビュー作以上の意味を持っています。それは声優としての基礎を学び、演技の幅を広げ、そして多くのファンに愛されるキャラクターを生み出した原点でした。

現在も第一線で活躍し、後進の育成にも力を注ぐ三ツ矢さんの姿は、豹馬が見せた「仲間を大切にし、未来へ進む」という姿勢と重なります。豹馬の声優・三ツ矢雄二という存在は、コンバトラーVの歴史そのものと言えるでしょう。

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